お勧めの書籍 ハラスメントの境界線

2020年に施行となるハラスメント規制化成立(中小企業は2023年から施行)に伴い、セクシャラスメント、パワーハラスメントについての関心や、企業様では対策を講じる動きも高まっていると実感しています。


ご参考
東京新聞の記事より
ハラスメント規制化成立について


今回のコラムでは、私が最近拝読したハラスメントについての書籍をご紹介いたします。


「ハラスメントの境界線」
白河桃子氏著
中公新書ラクレ刊


自分自身の言動がハラスメントに該当するのか?
例えば、部下を注意する際や指導の場において。
或いは、コミュニケーションのつもりが、それはハラスメントだと指摘された場合について。


このようなケースについて、つまり、「ハラスメントか?、そうでないのか?」の判断が難しい場合や、ハラスメントに関しての認識を改めたいとき、深めたいときには、大変参考になる一冊です。
専門書というよりは万人向けの内容で、書籍の帯の部分に記載されています様に、
「困惑する働くすべての人に知って欲しい」
の言葉の通り、ハラスメントの最新事情が分かりやすく説明されています。


常日頃からハラスメントを受けて悩んでいらっしゃる労働者のかたは勿論のこと、指導のもとの注意喚起を、曲解してハラスメントだと受け止められてしまい、正当な指導に行き詰まりを感じることで困惑している経営者様、管理職の方々にも、一読をお勧めしたい内容です。



酒井世津子社会保険労務士事務所